2022年6月11日開催「音楽のおくりもの わいわいコンサート」、「音楽のおくりもの アフタヌーンコンサート」〜一村 誠也 出演者インタビュー

―ひまわりの郷の音響、照明はいかがだったでしょうか。

音響は全く問題がなかったとしか言いようがありません。一流の音響で。照明は私のところからは全く見えないんですが、昔の写真を見ると何かやってくださってて、工夫がみられるかなと。お任せすると気合を入れて飾ってくださっていて、ありがとうございます。

―今回、コンサート会場の雰囲気やお客様の反応はいかがだったでしょうか。

わいわいコンサートがびっくりしました。あれだけ人がいたにもかかわらず、最後に向かって騒ぐことが多いのですがそれもなく、全体的に一生懸命聴いてくれた感じがすごくしました。

アフタヌーンコンサートは何が出るだろうといった興味津々の様子でした。

―やりやすい感じでしたでしょうか。

そうですね。とてもフレンドリーなお客さまたちでした。フレンドリーだけど、私が普通ではあまり知らないチャルダッシュの話なども、へえへえと聞いてくださる素晴らしいお客様ではなかったではなかろうかと思います。

―本日のプログラムの構成はどういった意図でプログラムを組まれましたか。

わいわいコンサートは、こどもの集中とカップラーメンとウルトラマンが3分と決まっているので、4分までの曲で収めています。こどもにとってはモーツァルトもトトロも捉え方が一緒なんです。むしろ大人の方がこれはこれだしといった感覚があります。おもちゃのシンフォニーの後にトトロをやって流れをつくったり、目先が変わるようにして集中が保てるように工夫をしています。だめな時もありますが、今日はバッチリでした。

アフタヌーンコンサートの場合は、7分ぐらいの曲を二、三曲入れたいなと思っています。今日はドナウとサウンドミュージックが7分ぐらいの曲なのでそういった凛とした曲を混ぜて、でもほぼほぼクラシックだった。ますやドヴォルザークの弦楽四重奏曲「アメリカ」、チャルダッシュじゃなくてチゴイネルワイゼンを入れていたりしていたのですが、最近はチゴイネルワイゼンじゃなくてチャルダッシュかなとか思っていました。ここのアフタヌーンのお客さんだったらチゴイネルワイゼンもますもいけるので、もし次回があればクラシックのコンサートを。今日も1500円で聴けたのでリピーターのお客さんもいたんじゃないかな、と思わせるお客様たちでした。

―ありがとうございます。楽器、音楽を始めたきっかけを教えてください。

私は小学生3年生の時に音楽の時間にリコーダーを渡されて一週間で何か吹ける曲があったら発表してもらいますと言われて。必死に運指表を見ながらドレミの歌を一週間で吹いていて。私はとてもやんちゃ坊主だったので、え、一村君が、という感じだったのですが、その時の先生が、「一村君はリコーダーが上手だから、フルートをやるといいよ」と、その時のたった一言で。リコーダーも中学校の時にコンクールで一等賞を獲ったりしていて、リコーダーと二刀流です。リコーダーの場合は木のを持っているのですが、それでプロが吹くとズルでしょ。私のYou Tubeチャンネル「リコーダーのすばらしさ」では紅蓮華からドヴォルザークの家路、田園をリコーダー四重奏で吹いていたり、リコーダーの可能性を捉えながらしています。フルートはとっつきにくいんですよ。初めてみるにはハードルが高いようでして。そうなるとリコーダーやらない?みたいな。フルートは良いにきまっています。音が良いので。リコーダーに関しては、みんなでできるかもしれないと。今はワークショップから、四つの団体を教えています。フルートはなかなかコアなので教えてあげるチャンスがなくて残念だなと思います。

―最後にインタビューをご覧になられている方にメッセージをお願いします。

やはり今日来てくれているお客さんの表情を見ると、今日のコンサートは素晴らしいものになったと思います。演じても誠心誠意演じますし、聴く人も一生懸命聴いて、そこがシンクロすると不思議に感動が生まれるというか、生の魅力というものをやはり皆さんお出かけいただいて、生演奏をぜひ体験していただけると嬉しいなと思います。