港南区民文化センター ひまわりの郷

2025年6月8日開催「クラシック音楽入門講座 ロシア音楽のきらめき~6人の作曲家の魂と生き様に迫る!~」出演者インタビュー

―本日はありがとうございました。今日の公演を終えていかがでしたでしょうか?

伊藤氏:久しぶりにロシア音楽を演奏できて、私自身も大変勉強になりました。何よりお客さんが喜んでくださって良かったです。

寺田氏:様々な時代の曲があり、切り替えが難しい部分もあるが、このようにロシアの曲に絞って演奏する機会はなかなかないので楽しかったです。

―ありがとうございます。ロシアの作曲家の中で、好きな演奏家とその理由を教えてください。

髙橋氏:チャイコフスキーです。メランコリックですが、細部まで配慮して上質に創られているところです。

寺田氏:チャイコフスキーとラフマニノフです。自分が演奏する機会が多いチェロソナタがあり、それをベースに色々な曲があって、 想いが強いからです。

伊藤氏:モスクワにいたので、どの作曲家も好きで1人に絞れませんが、ショスタコーヴィチが好きです。また、シンフォニーやバレエなど、親しみやすい音楽が多い、チャイコフスキー・ラフマニノフも好きです。

―ありがとうございます。最後に、ロシア音楽の聴きどころや魅力について教えてください。

寺田氏:ロシアの指揮者の元で演奏した時に感じたのは、普段私たちが感じている以上に、エネルギーを振り絞った更に先に、無理しないとたどり着かない目的地があるということです。現地の人が当時作ったイメージには、奮い立たせてエネルギーを出さないと到達できないと感じています。実際に演奏しないとわからない魅力があると思います。

伊藤氏:ロシアの音楽は、時代背景的に生活も厳しい中で生まれた音楽。大好きなピアニストが「象を生むくらい大変である。」と話しており、私もそう感じますし、骨に響く音楽だと思います。情がわいてくる感じが日本人は好きだと思います。

髙橋氏:暗さの中に温かさがある不思議なエネルギーを感じるところです。